【林修の今知りたいでしょ!】3時間SP – 猛暑から身を守る! 夏の特別講義で学ぶ異常気象・睡眠・熱中症対策★

林修の今知りたいでしょ!

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7月4日(木)の19:00から21:54にテレビ朝日で放送された「林修の今知りたいでしょ! 3時間SP」は、猛暑から身を守るための夏の特別講義として、日本の3大権威が異常気象、睡眠、熱中症について詳しく解説しました。林修先生をMCに、斎藤ちはるアナウンサーやバカリズム、伊沢拓司らが参加し、充実した内容が届けられました。

番組概要

猛暑から身を守る特別講義3時間SP

「林修の今知りたいでしょ! 3時間SP」は、日本の3大権威を迎え、猛暑に備えるための特別講義を3時間にわたって展開しました。以下では、各講義の詳細をご紹介します。

夏の4大異常気象を徹底解説!豪雨、暴風、山火事、干ばつの対策とは?

豪雨の脅威と対策

今年5月、九州・四国・東海で記録的な豪雨が発生しました。温暖化による異常な暑さが豪雨を引き起こし、日本付近の海面温度は例年に比べて最大6~7%高くなっています。この異常な高温は、湿った空気を大量に取り込み、豪雨を引き起こす要因となっています。

特に九州や沖縄などでは、短期間で大量の雨が降ることで、河川の氾濫や土砂崩れなどの災害が発生しやすくなっています。立花先生は、豪雨が発生する前兆として、空が急に暗くなり、風が強まることがあると指摘しています。また、豪雨の際には速やかに避難することが重要で、地域の避難場所や避難経路を日頃から確認しておくことが推奨されています。


暴風の脅威と対策

猛暑による異常な気象条件が暴風を引き起こし、甚大な被害をもたらすことがあります。今年5月、アメリカ・ヒューストンでは暴風によって高層ビルの窓が破壊されるなどの被害が発生しました。日本でも5月28日に東京で台風並みの暴風が記録され、飛行機が墜落するケースも報告されています。

暴風の前兆としては、空が暗くなり、風が急に強くなることがあります。特に「ダウンバースト」と呼ばれる突発的な暴風には注意が必要で、冷たい風が吹き始めたら速やかに建物内に避難することが重要です。また、飛行機の墜落事故も発生しており、空港や航空会社でも暴風への対策が強化されています。


干ばつの脅威と対策

今年、世界各地で記録的な干ばつが発生しています。特にコロンビアやメキシコでは深刻な水不足が続いており、約900万人に影響が出ています。ボツワナではオカバンゴ・デルタで干ばつが発生し、カバの群れが干上がった水辺の泥にはまり命の危機に瀕する異常事態が発生しています。

干ばつが続くと、農作物の収穫量が減少し、食糧危機が発生する可能性があります。日本でも昨年の新潟で猛暑による水不足が稲作に大打撃を与えました。干ばつの対策としては、水資源の管理や効率的な灌漑システムの導入が重要です。また、家庭でも節水を心がけ、少ない水で生活できるよう工夫することが大事です。


森林火災の脅威と対策

干ばつによって森林火災のリスクが高まります。今年5月、山形県で大規模な森林火災が発生しました。夏に雨の多い日本では森林火災の危険性は高くないと考えられてきましたが、今年の夏は「ドライライトニング」と呼ばれる雨が降らない雷が原因で森林火災が発生する可能性があります。

ドライライトニングは、雷雲からの降水が地上に届く前に蒸発してしまう現象で、乾燥した森林に雷が落ちることで火災が発生します。森林火災を防ぐためには、森林の管理や早期の火災検知が重要です。また、火災が発生した場合には速やかに消火活動を行うための準備も必要です。


とける氷河とウイルスの脅威

グリーンランドの氷が急速にとけており、海面上昇のリスクが高まっています。2019年にはグリーンランドで約5320億トンの氷がとけ、このまま北極圏の氷がとけ続けると2100年までに海面が最大82cm上昇すると予測されています。

さらに、永久凍土がとけることで未知のウイルスが発生する可能性もあります。2016年にはシベリアで75年前に炭そ菌が原因で死んだトナカイが暑さでとけ近隣住民に感染しました。このような事例が今後も発生する可能性があり、感染症対策が重要となります。

永久凍土にはメタンガスが多く含まれており、永久凍土がとけるとメタンガスの温室効果によってますます温暖化が進む悪循環に陥ってしまいます。地球の平均気温は1880年代より1.4℃上昇しており、研究によると1.5℃を超えると温暖化はもとに戻らないと言われています。温暖化の進行を防ぐためには、CO2排出の削減などの対策が必要です。

夏のぐっすり眠れる最強の睡眠法

深部体温を下げるための入浴法

猛暑でも快適に眠るための基本は、深部体温をコントロールすることです。深部体温は脳や臓器の機能を守るために一定に保たれていますが、体を休める際には自然に下がります。この性質を利用して、入浴によって一時的に深部体温を上げ、その後の体温低下を促進することで、眠りやすくなります。

具体的には、寝る1時間半ほど前に40~41℃のお湯に浸かることが推奨されます。この方法は、入浴後に体温が急激に下がることで、自然な眠気を誘発します。また、入浴時間は20分程度が適切で、長すぎると逆に体が疲れてしまうため注意が必要です。特に、暑い夏の夜にはこの入浴法を取り入れることで、寝つきが良くなる効果が期待できます。


筋弛緩法でリラックス

夏でも寝つきが良くなるもう一つの方法は、筋弛緩法です。この方法は、特定の筋肉群に力を入れてから脱力することで、心身の緊張をほぐし、副交感神経を優位にします。具体的には、肩に力を入れて5秒キープし、脱力する。この動作を腕や全身にも行うことで、リラックスした状態を作り出し、自然な眠りへと導きます。

筋弛緩法は、特にストレスが多い日や緊張が続く場合に効果的です。肩に力を入れて5秒キープし、次に腕を含めて5秒キープ、最後に全身に力を入れて5秒キープした後に脱力します。この一連の動作を数回繰り返すことで、副交感神経が活性化し、心身のリラックスが促進されます。


1分呼吸法で心身を落ち着ける

さらに効果的な方法として、1分呼吸法が紹介されました。約7秒ずつゆっくりと息を吸い、同じようにゆっくりと吐く深呼吸を繰り返すことで、心身のリラックスを促します。この呼吸法を3~4回繰り返すことで、夜のリラックスタイムを確保し、快適な睡眠をサポートします。

1分呼吸法は、寝る前のリラックスタイムに行うのが効果的です。深呼吸をすることで自律神経が整い、副交感神経が優位になることで、自然な眠気が促進されます。また、この呼吸法は簡単に実践できるため、日常生活に取り入れやすい方法です。


快適な寝室環境の作り方

寝苦しさを解消するためには、寝室の環境作りも重要です。理想的な寝室環境は、暗く、静かで、適温が保たれていることです。エアコンと扇風機を併用して効率的に室温を下げ、遮光カーテンを使用して外光を遮ることで、快適な環境を整えます。また、扇風機の風が直接当たり続けると体の皮膚温度が下がりすぎるため、風の向きや強さに注意が必要です。

具体的には、エアコンの温度を設定し、扇風機を部屋全体に風を送るように配置します。遮光カーテンを使用することで、外からの光を遮断し、朝まで暗い環境を保つことができます。さらに、寝具やマットレスの選び方にも注意し、快適な睡眠環境を整えることが大切です。


日光を浴びることで体内リズムを整える

睡眠の質を向上させるためには、日光を浴びることも重要です。朝起きたらまず明るい光を目に入れることで、体内時計がリセットされ、14~16時間後にメラトニンが分泌されるようになります。メラトニンは眠りを誘うホルモンであり、深部体温を下げる作用もあります。

具体的には、朝の散歩や窓辺での時間を取り入れることで、自然光を十分に浴びることが効果的です。特に、午前中の光を浴びることで、体内リズムが整い、夜の眠りが深くなります。また、日中に適度な運動を行うことで、夜の眠りがさらに改善されます。


快適な寝具の選び方

寝具の選び方も快適な睡眠に直結します。特に重要なのは掛け布団と枕です。掛け布団は、体の末端部から温度を下げて温度調整を行うため、寝具の選び方で快適さが変わります。枕は、立った状態の首の位置が保たれる高さが理想であり、高さが12~15cmを超える枕は避けるべきです。また、宿泊先では、バスタオルを使って枕の高さを調整する方法も有効です。

具体的には、掛け布団は軽くて通気性の良い素材を選ぶことで、体温調整がしやすくなります。枕は、自分の首の形状に合ったものを選び、適度な高さと硬さを確認することが重要です。また、旅行先などではバスタオルを折りたたんで枕の高さを調整することで、快適な睡眠を確保できます。


いびきと睡眠時無呼吸症候群

いびきが睡眠に及ぼす影響についても触れられました。睡眠時無呼吸症候群は、1時間で平均5回以上呼吸が止まる病気であり、主に舌が下がって気道を圧迫することが原因です。無呼吸症候群は心筋梗塞や脳卒中、高血圧などのリスクを高めるため、注意が必要です。特にあごの形が小さな人は無呼吸症候群になりやすい傾向があります。

無呼吸症候群の対策としては、適切な枕の選び方や、寝る姿勢の工夫が有効です。特に、横向きで寝ることで気道の圧迫を防ぐことができます。また、肥満が原因の場合は、体重管理や生活習慣の改善も重要です。無呼吸症候群の疑いがある場合は、医師の診断を受け、適切な治療を受けることが推奨されます。


睡眠不足が引き起こす健康リスク

最後に、睡眠不足が続くと肥満、高血圧、脳卒中などのリスクが高まることが紹介されました。最近の研究では、睡眠不足が認知症の原因物質を増加させることが確認されています。特にレム睡眠が減少すると認知症のリスクが高まるため、十分な睡眠を確保することが重要です。

具体的には、レム睡眠を多く取るためには、長時間の質の良い睡眠が必要です。夜更かしや不規則な生活を避け、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。また、睡眠環境を整えることで、深い睡眠を得ることができます。認知症の予防にもつながるため、日常生活での睡眠管理をしっかりと行うことが求められます。

熱中症の落とし穴と対策

早すぎる猛暑と涼しい環境の危険

今年の熱中症患者数は、6月の時点で昨年の2倍以上に達しています。特に早すぎる猛暑が影響して、涼しい地域や環境にいる人々にも注意が必要です。例えば、伊達市(福島)、北海道、名古屋市(愛知)、大阪市(大阪)、広島市(広島)など、涼しい地域でも熱中症による搬送者が急増しています。6月10日から16日の間に、熱中症で搬送された人数が昨年の約10倍となった地域もあります。これは、涼しい地域の人々が暑さに慣れておらず、熱中症に対する耐性が低いことが原因とされています。

暑熱順化(しょねつじゅんか)と呼ばれる体を暑さに慣れさせる方法が効果的です。水分補給をしながら運動を行い、汗をかく機能を高めることが重要です。暑熱順化には若年層で1週間から10日、年配層で3週間以上かかります。暑熱順化のポイントは、少し暑い環境で適度な運動を行うことです。毎日運動できない人は、湯船で汗をかくことも効果的です。特に、暑さに対する耐性が低い地域では、このような順化が重要です。


体に熱がたまる!?夜間の熱中症に注意

猛暑が続く今年、特に注意が必要なのは夜や朝に起きる熱中症です。連日の猛暑で体に熱がたまりやすくなり、夜間の最低気温が高い日が続くと、体が十分に冷えることなく、熱中症のリスクが高まります。例えば、東京都では、夜間の熱中症での救急搬送が増加しています。

夜間の熱中症は、日中に蓄積された熱が原因で、夜間や朝方に症状が現れることがあります。体温が高いまま寝ると、睡眠中に体が十分に冷えず、熱中症の症状が現れることがあります。特に注意すべきは持病がある人です。体温調節がうまくいかないことが多く、熱中症にかかりやすくなります。

夜間の熱中症の応急処置としては、水分補給、冷却、安静が基本です。特に、冷たい水を飲むことや、冷却ジェルを使って体を冷やすことが効果的です。さらに、必要ならば119番通報を行うことが重要です。家族や周囲の人にも、夜間の熱中症の危険性を理解してもらい、適切な対策を取ることが求められます。


遅すぎた梅雨入りと湿度の危険

今年の梅雨入りは例年よりも遅く、その結果、猛暑と高湿度が重なり、熱中症のリスクがさらに高まっています。例えば、東京都や沖縄県では、遅い梅雨入りと高湿度の影響で、熱中症による救急搬送が増加しています。

熱中症警戒アラートの指標となる暑さ指数(WBGT)は、気温、輻射熱、湿度の効果がベースになっており、その比率は1:2:7と湿度が大きな要素を占めています。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなります。これにより、体に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが増加します。

環境省の公式LINEアカウントでは暑さ指数の情報を配信しているので、これを活用して適切な対策を取ることが推奨されます。例えば、湿度が高い日は、エアコンを使って室内の湿度を下げることが効果的です。また、こまめな水分補給や、涼しい場所での休憩も重要です。


体に熱がたまる!?夜間の最低気温に注意

夜中や朝方の熱中症に注意が必要です。夜間の最低気温が高い日が続く猛暑は、ダメージが回復されず、体に熱が蓄積し、時間差で熱中症の症状が出ることがあります。例えば、東京都や大阪市などの大都市では、夜間の最低気温が25度以上となる日が続き、夜間熱中症のリスクが高まっています。

特に熱中症に注意すべき人は持病がある人です。例えば、心臓病や糖尿病などの慢性疾患を持つ人は、体温調節がうまくいかず、熱中症のリスクが高まります。夜間の熱中症の応急処置としては、水分補給、冷却、安静が基本です。具体的には、冷たい水を飲むことや、冷却ジェルを使って体を冷やすことが効果的です。さらに、必要ならば119番通報を行うことが重要です。

キーワード: フランス帝京大学医学部附属病院東京消防庁熱中症稲城市(東京)#7119


遅すぎた梅雨入り 湿度で危険増加

今年の梅雨入りは異例の遅さになっており、その結果、猛暑と高湿度が重なり、熱中症リスクがさらに高まっています。例えば、東京都や沖縄県では、遅い梅雨入りと高湿度の影響で、熱中症による救急搬送が増加しています。

熱中症警戒アラートの指標となる暑さ指数(WBGT)は、気温、輻射熱、湿度の効果がベースになっており、その比率は1:2:7と湿度が大きな要素を占めています。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなります。これにより、体に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが増加します。

環境省の公式LINEアカウントでは暑さ指数の情報を配信しているので、これを活用して適切な対策を取ることが推奨されます。具体的には、湿度が高い日は、エアコンを使って室内の湿度を下げることが効果的です。また、こまめな水分補給や、涼しい場所での休憩も重要です。

出演者について

豪華出演者が揃う特別講義

今回の特別講義には、MCの林修先生をはじめ、斎藤ちはるアナウンサーやバカリズム、伊沢拓司、八木亜希子、伊集院光、藤本美貴、渡辺翔太(Snow Man)など、豪華なメンバーが参加しました。それぞれの視点からのコメントや体験談が加わり、講義の内容が一層充実したものとなりました。特に、各分野の専門家による講義と、それに対する出演者のリアクションや質問が、視聴者にとって非常に参考になる部分が多かったです。

番組の見どころ

多角的な視点からの猛暑対策

「林修の今知りたいでしょ! 3時間SP」は、異常気象、睡眠、熱中症といった夏に関する重要なテーマについて、専門家が多角的に解説する本番組は、これからの猛暑に備えるための知識を深める絶好の機会となりました。特に、具体的な対策方法や日常生活で役立つ情報が多数紹介され、視聴者にとって非常に有益な内容となっています。

まとめ

「林修の今知りたいでしょ! 3時間SP」は、異常気象、睡眠、熱中症という夏に重要なテーマについて、専門家の解説を通じて視聴者に貴重な情報を提供しました。これからの猛暑に備えるための具体的な対策を学ぶことができ、多くの視聴者にとって役立つ番組となりました。次回の放送も楽しみですね。

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