介護士しげゆきの簡単介護食レシピ
こんにちは、しげゆきです！私は認知症型グループホームで介護士として働いており、日々高齢者の皆さんに喜んでいただける料理を提供しています。今回は、施設でも好評だった『豆腐のふわふわ丼』と『たたき長芋』のレシピをご紹介します。これらのレシピは、簡単で美味しく、健康にも良いので、ぜひご家庭でも試してみてください。
豆腐のふわふわ丼
『豆腐のふわふわ丼』は、絹ごし豆腐とひき肉、玉ねぎを使った、ふわふわ食感が特徴の丼ぶりです。高齢者でも食べやすく、栄養バランスも抜群です。
材料（1人分）
- ひき肉（合い挽き）…30g
- 絹ごし豆腐…75g（1人用の小さいパック）
- 玉ねぎ…30g
- 卵…1/2個
- 顆粒だし…2g
- 酒…4g（小さじ1）
- 醤油…7g（小さじ1と1/2）
- 砂糖…4g（小さじ1）
- みりん…2g（小さじ1/2）
- ご飯…100g
作り方
- 豆腐の準備：豆腐をサイコロ状に切り、キッチンペーパーなどで水切りをしておきます。玉ねぎは大きめのみじん切りにします。
- ミンチと玉ねぎを炒める：フライパンに少量の油を熱し、ひき肉と玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎが透明になり、ひき肉に火が通ったら顆粒だし、酒、醤油、砂糖、みりんを加えます。
- 豆腐と卵を加える：豆腐を加え、優しく混ぜながら煮ます。溶き卵を加えてさらに煮て、全体がふわっとしたら火を止めます。
- ご飯の上にかける：ご飯を器に盛り、上から具材をかけて完成です。
※ 動画では、すき焼きのたれを使用していますが、こちらのレシピでも十分美味しく作れます。
豆腐のふわふわ丼のポイント
- 豆腐の水切り：しっかり水切りをすることで、料理が水っぽくならず、美味しく仕上がります。
- 調味料のバランス：調味料は一度に全部入れず、少しずつ味を見ながら調整すると失敗が少なくなります。
- 卵の加え方：溶き卵を加えたら、あまり混ぜすぎないようにすると、ふわふわの食感が楽しめます。
たたき長芋
『たたき長芋』は、長芋をたたいてポン酢と和えたシンプルな一品です。シャキシャキとした食感が楽しめ、高齢者にも人気です。
材料（1人分）
- 長芋…50g
- ポン酢…5g（小さじ1）
- 刻み海苔…少々
作り方
- 長芋をたたく：長芋の皮をむき、丈夫なビニール袋に入れます。袋の上から棒や麺棒で叩き、食べやすい大きさにします。
- ポン酢と和える：たたいた長芋をボウルに移し、ポン酢と和えます。
- 盛り付ける：器に盛り付け、刻み海苔を振りかけて完成です。
たたき長芋のポイント
- 長芋の扱い：長芋は粘り気があるため、叩くときは袋の中で行うと手が汚れず、扱いやすいです。
- 味付け：ポン酢以外にも、梅肉や柚子胡椒を加えると、また違った風味が楽しめます。
- 盛り付け：彩りを添えるために、刻み海苔のほかに小ねぎや鰹節をトッピングしても良いです。
高齢者に優しい食事の提案
この2つのレシピは、グループホームでも実際に提供しており、高齢者の皆さんにも大変好評です。薄味で量も少なめに作られているため、高齢者の方やダイエット中の方にもぴったりです。特に、グループホームなどの介護施設では、簡単に作れる料理が重宝されます。ぜひ、ご家庭でも試してみてください。
介護現場での料理の工夫
介護業界は万年人手不足ですが、だからこそ簡単に作れる料理の提案が大切です。今回紹介したレシピもその一例です。高齢者用の食事は、味付けが薄めであること、そして量が少なめであることがポイントです。これにより、健康維持や体重管理にも役立ちます。
簡単に作れる高齢者向けの食事のポイント
- 薄味の工夫：塩分を控えめにするため、だしや香り高い調味料を活用して、満足感を出す工夫が必要です。
- 量の調整：高齢者は少量でも満足感を得やすいため、見た目や盛り付けを工夫して、少量でも食欲をそそるようにしましょう。
- 食材の柔らかさ：歯や胃腸が弱くなっている高齢者のために、食材は柔らかく調理し、消化しやすい形にすることが重要です。
まとめ
今回は、高齢者にも安心して食べていただける『豆腐のふわふわ丼』と『たたき長芋』のレシピをご紹介しました。どちらも簡単に作れるうえに、健康にも良いので、ぜひご家庭でも試してみてください。
このレシピを参考にして、家族みんなで健康的な食事を楽しんでくださいね！
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