2024年7月9日に放送されたNHK総合の「あさイチ」では、暮らしに役立つ令和の新常識が多数紹介されました。リラックスグッズや新しい調理法、熱中症対策、正しい鼻血の止め方など、日常生活で役立つ情報が満載でした。この記事では、その中から特に注目のトピックスを詳しくご紹介します。
リカバリーウェアが大人気！
リラックスグッズの進化
リラックスグッズがブームとなっている中、特に注目されているのがリカバリーウェアです。これは一般向けに様々なメーカーから販売されており、セラミックスを練り込んだ特殊な繊維が使用されています。この繊維は遠赤外線を吸収し、血行促進や筋肉のコリの改善に効果があるとされています。メーカーによると、リカバリーウェアを着ることで体温が適度に保たれ、血行が促進されるため、日常的な疲労やストレスの軽減に役立つとされています。
パジャマタイプの魅力
中でもパジャマタイプは寝ている間に疲労回復が期待できるため人気です。リカバリーウェアを着て寝ることで、翌朝の目覚めがスッキリすると多くのユーザーから好評を得ています。特に、冷房の効いた部屋で過ごす夏の夜にこそ、このパジャマは効果を発揮します。副島淳さんも、夏場の冷房対策に最適だとおすすめしていました。
驚きのゆで卵調理法
従来の常識を覆す新方法
農林水産省が今年SNSで発表した新しいゆで卵の作り方が話題となっています。従来の方法とは異なり、水は鍋底から1cmで十分です。この方法では、沸騰までの時間がこれまでの半分程度で済むため、時間の節約にもなります。具体的には、沸騰したら蓋をして中火で4分間加熱し、その後5分蒸らします。これにより、ムラなく加熱され、しっかり固まってしっとり感も残ったゆで卵が出来上がります。
実践するメリット
この方法は、特に忙しい朝食の準備や、大量のゆで卵を一度に作る際に非常に便利です。また、蒸気による均一な加熱で、殻もむきやすくなるという利点もあります。農林水産省がSNSで紹介した動画は多くの反響を呼び、視聴者からも「新しい作り方でゆで卵を作ったら、いい感じの半熟卵ができた」という喜びの声が寄せられています。
熱中症予防は手を冷やせ！
熱中症対策の新常識
夏の暑さ対策として、首周りや脇の下を冷やすのが一般的ですが、より簡単に冷やせる場所が手のひらです。手のひらにはAVAという血管があり、これを冷やすことで効果的に体温を下げることができます。このAVA血管は毛細血管の10倍ぐらいの直径があり、冷却効果が高いとされています。
実際の効果
研究によれば、20分のウォーキング後に手のひらを冷やすと、胸周りや腕の温度がそれほど上がらなかったとのこと。手のひら冷却は、特にスポーツ選手や屋外で活動する人々の熱中症対策として効果的です。実際に、球児たちの練習中にもこの方法が取り入れられていると紹介されました。
アクティブレストで疲れを取る
新常識：あえて動く
疲れた時は「動く」ことが新常識となっています。座りっぱなしや寝っ転がっていると血流が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。この新しい概念はアクティブレストと呼ばれ、あえて体を動かして休養を取ることが推奨されています。これにより、血行が良くなり、疲労回復が促進されるのです。
効果的なストレッチ方法
肩甲骨や背骨周りのストレッチでは、自律神経を動かすことでリラックス効果が期待できます。具体的な方法として、両手を重ねて輪を作り、八の字に回すストレッチが紹介されました。ポイントはゆっくり動かすことで、これを5回回し、反対にも5回行います。また、腸腰筋のストレッチも紹介され、これは椅子にお尻半分座り、逆の足を後ろに伸ばす方法です。理想としては1時間に1回ほど行うのが良いとされていますが、難しい場合は1日2、3回でも効果があるとのことです。
正しい鼻血の止め方
誤った方法とそのリスク
鼻血が出た時の正しい止め方は「うつむく」ことです。多くの人がティッシュを詰めたり、上を向いたりしますが、これは逆効果です。ティッシュを詰めると粘膜を傷つけてしまい、鼻血が逆流すると吐き気を催す可能性があります。
正しい止め方
うつむいて両鼻をつまんで5分ほど止めると、鼻血は比較的早く止まりやすいです。この方法は血液の流れを自然に止めることができ、粘膜を保護する効果もあります。
ウインナーのおいしい焼き方
切れ目を入れない理由
ウインナーを焼く際の新常識として、切れ目を入れない方法が紹介されました。切れ目を入れるとパリッとした食感が損なわれるためです。食品メーカーの長野真由子さんによると、切れ目を入れずに蒸し焼きにすることで、ウインナーのジューシーさが保たれます。
蒸し焼きの具体的な方法
フライパンにウインナーを置き、水大さじ1を加えて蓋をし、中火で3分間蒸し焼きにします。これにより、ウインナーは早く焼ける上、パリッとした食感が楽しめます。蒸し焼きにすることでウインナーの旨味が閉じ込められ、よりおいしく仕上がります。
魚肉ソーセージのおいしい食べ方
工場での製造過程
魚肉ソーセージの工場を訪れた副島淳さんは、ペースト状のソーセージがフィルムに充填され、釜の中でお湯を入れて圧力で殺菌・ボイルされる工程を紹介しました。この製造過程を経て、魚肉ソーセージが完成します。
家庭でのおいしい食べ方
魚肉ソーセージをフィルムごと沸騰したお湯に1分間ボイルすることで、出来立ての味に近づけることができます。副島淳さんもこの方法で試食し、「ふわふわでやばい！」とコメントするほど、そのおいしさに感動していました。
卵パックは上か下か？新常識の実験結果
卵パックの正しい位置
卵パックメーカーの冨永知希さんによると、卵パックは買い物袋の真ん中より下に入れるのが良いとのことです。これは卵パックがある程度の重さに耐えられる構造になっているためです。実際に行われた実験の結果、卵パックは20キロの重さにも耐えられることが分かりました。縦の衝撃には強いが横の衝撃には弱いので、買い物袋の中での配置に注意が必要です。
実験結果とスタジオトーク
実験で20キロまで耐えられることが明らかになったことについて、副島淳さんは「卵パックは縦の衝撃には強いが横の衝撃には弱い」とコメントしました。また、フライパンで焼く際には、フタが閉まれば良いと説明されました。この情報を知っておくことで、卵が割れるリスクを減らし、買い物の際のストレスを軽減できます。
こしょうはいつ入れるべきか？調理の新常識
こしょうを加えるタイミング
料理研究家のひろのさおりさんによると、塩こしょうを加えるタイミングは非常に重要です。焼く前にこしょうを加えると、溶けずに焦げて苦みが出てしまうため、こしょうは肉を盛り付けてからふるのが良いのです。この方法によって、料理の風味が向上し、こしょうの香りがしっかりと引き立ちます。
チューブのすりおろしにんにくの使い方
炒めものの仕上げに加える
チューブのすりおろしにんにくは、短時間でも香りがとびやすいという特徴があります。そのため、炒めものに使う際には仕上げに加えるのがポイントです。特にペペロンチーノの場合、パスタをからめる直前に加えると、にんにくの香りが際立ち、料理全体の風味が一層豊かになります。
具体的な使い方
例えば、ペペロンチーノを作る際には、オリーブオイルで唐辛子とにんにくを炒めますが、仕上げにチューブのにんにくを加えることで、短時間で香りを最大限に引き出すことができます。ひろのさおりさんによると、この方法でにんにくの香りが飛びにくくなるため、料理の風味が大幅に向上します。
令和の学校事情：歴史教育の新常識
源頼朝の肖像画は別人？
歴史の教科書における新常識の一つとして、源頼朝の肖像画が実は別人のものであるという説が有力視されています。従来の肖像画は長らく源頼朝のものとされてきましたが、近年の研究によりその真偽が疑問視されるようになりました。そのため、現在の歴史教科書では源頼朝の肖像画に代わり、源頼朝の銅像の写真が掲載されるようになっています。この銅像は甲斐善光寺などにあり、その威厳ある姿が学生たちの目に焼き付けられています。
二宮金次郎の銅像が変わる理由
もう一つの注目すべき変化は、二宮金次郎の銅像です。かつては薪を背負いながら本を読む姿で知られていた二宮金次郎の銅像が、小学校に設置される際には座って本を読む姿に変わってきています。これは、歩きながらの読書が危険であると考えられるようになったためです。子どもたちが真似をして事故を防ぐため、安全な姿勢で読書をすることの重要性が強調されています。
まとめ
今回の「あさイチ」では、暮らしに役立つ令和の新常識が多数紹介されました。リカバリーウェアから驚きのゆで卵調理法、熱中症予防の新常識やアクティブレストまで、日常生活に取り入れることで快適さを向上させるヒントが満載です。是非、これらの情報を活用して、より良い生活を目指してください。
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