美容医療がますます身近になり、多くの人々が手軽に施術を受けられるようになりました。しかし、その一方でトラブルも増加しています。2024年6月24日放送の「DayDay.」では、美容医療の現状やトラブルの実例、そして注意すべきポイントについて詳しく紹介されました。この記事では、番組の内容をもとに、美容医療の最新事情とトラブルを回避するためのポイントを詳細にお伝えします。
美容医療が身近に！トラブルも増加中
美容医療の施術は手軽に受けられるようになり、その人気は急上昇しています。しかし、トラブルも同様に増加している現状があります。美容医療を受ける前に、どのようなトラブルが発生する可能性があるのかを知ることが重要です。
銀座高須クリニックでの事例
銀座高須クリニックでは、10代の男子学生がカウンセリングを受け、皮膚に小さな針を刺し薬剤を入れることで肌を活性化させる治療を受けました。また、別の女性は目元の涙袋にヒアルロン酸を注射する治療を受けましたが、予想以上に涙袋が大きくなってしまい、後に別のクリニックでヒアルロン酸を溶かす治療を受けることになりました。このように、一度の施術が予期せぬ結果を招くことがあります。
ヒアルロン酸注射のトラブル
ヒアルロン酸注射を受けた女性は、施術後に涙袋が想像以上に大きくなり、不自然な見た目になってしまいました。施術を行ったクリニックに返金とヒアルロン酸を溶かす治療を求めたところ、最終的には全額返金されましたが、別のクリニックでの治療も必要になりました。美容医療は保険の適用外である「自由診療」が多く、施術費用や治療内容の妥当性を審査する制度がないため、こうしたトラブルが発生しやすいのです。
SNS広告による高額請求
ある女性は、SNS広告で見つけた二重まぶたの施術が3万円と宣伝されていたクリニックを訪れましたが、実際には脂肪吸引も提案され、合計40万円の請求を受けました。このような高額請求のトラブルも頻発しており、広告と実際の施術内容や費用が異なるケースが多発しています。
視聴者アンケートと専門家の意見
番組では視聴者に「美容医療に抵抗があるか？」というアンケートを実施しました。その結果、58%の人が抵抗があると回答し、42%の人が抵抗がないと回答しました。
青木律氏の解説
日本美容医療協会事務局長の青木律氏が、美容医療に関するトラブルについて解説しました。特に、広告と実際の施術内容や費用が異なるケースが多いことが指摘されました。また、美容医療のクーリングオフ条件についても説明がありました。美容医療のクーリングオフ条件（一部例外あり）は、サービス提供期間が1ヶ月を超え、かつ費用が5万円を超える場合、契約から8日間以内であればクーリングオフが可能です。
美容医療でのトラブル事例
全身脱毛の契約トラブル
10万円の全身脱毛のSNS広告を見てクリニックに行った女性が、「広告の施術では効果が低い」と説明され、本来70万円のところを60万円にするという契約を結びました。しかし、契約後に後悔し、クーリングオフを申し出ても応じてもらえませんでした。このように、広告と実際の施術内容や費用が大きく異なるケースが問題となっています。
二重まぶた治療のトラブル
SNS広告を見てカウンセリングに行った女性が、カウンセラーから「50万円の施術は腫れない」と説明され、最終的に90万円の契約を結びました。しかし、一週間たっても腫れが引かず、リスクの説明がなかったため、後悔する結果となりました。これらの事例からもわかるように、適切な情報提供がないまま高額な契約を結ぶケースが多発しています。
トラブルを避けるためのポイント
美容医療でトラブルを避けるためには、以下のポイントに注意する必要があります。
- 担当の医師がカウンセリングを行わない場合は注意 カウンセリングを行う医師が施術を担当しない場合、リスクが高まります。施術前に担当医師の説明をしっかりと受けることが重要です。
- 医師の経歴があいまいな場合は避ける 医師の経歴や資格をしっかり確認しましょう。公式サイトや口コミを参考に、信頼できる医師を選ぶことが大切です。
- 当日に割引料金で施術を進める場合は警戒 その場で決断を迫られる場合は注意が必要です。急いで決めるのではなく、しっかりと考えてから判断しましょう。
被害に合わないための対策
美容医療のトラブルを避けるためには、事前のリサーチと情報収集が欠かせません。以下の点に注意して、トラブルを未然に防ぎましょう。
- 事前に十分な情報収集を行う インターネットでの口コミや評判を調べ、信頼できるクリニックを選びましょう。
- 複数のクリニックでカウンセリングを受ける 一つのクリニックだけでなく、複数のクリニックでカウンセリングを受けることで、比較検討ができます。
- クーリングオフ制度を活用する 契約後に後悔した場合は、クーリングオフ制度を利用して契約を解除することも考えましょう。
まとめ
美容医療が身近になった今、トラブルも増加しています。施術を受ける際には、しっかりと情報を収集し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。また、担当医師の経歴や施術内容を十分に確認し、冷静な判断を心がけましょう。今回紹介したポイントを参考に、美容医療で後悔しないための対策を講じてください。美容医療を安心して受けるために、自分自身の安全を最優先に考えましょう。
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