島根の自然と伝統に触れる旅
2024年6月23日に放送された「遠くへ行きたい」では、村雨辰剛さんが島根県を訪れ、宍道湖のシジミ漁や出雲平野の築地松、絶景の棚田を体験しました。彼の旅を通じて、島根の美しさと豊かな伝統に触れてみましょう。
宍道湖のシジミ漁体験
村雨辰剛さんが最初に訪れたのは、島根県松江市に位置する宍道湖でした。宍道湖はヤマトシジミの漁獲量が日本一を誇る湖として有名で、その豊かな自然環境がシジミの生息に最適な条件を提供しています。村雨さんは、漁師たちとともにシジミ漁に挑戦し、鋤簾（じょれん）と呼ばれる伝統的な捕獲器を使って実際にシジミを捕る方法を学びました。鋤簾を湖底に引いてシジミを捕る様子は、まさに自然との一体感を感じさせるものでした。
さらに、宍道湖の水質は川からの淡水と日本海からの海水が絶妙に混じり合うため、シジミの生育に最適な環境が整っています。捕れたてのヤマトシジミを使った味噌汁を試食した村雨さんは、その新鮮な味に「染みる」と感動し、シジミの旨みが詰まった味噌汁の魅力を語りました。
出雲平野の一畑電車
続いて村雨さんが訪れたのは、一畑電車の秋鹿町駅です。このローカル線は、美しい出雲平野の風景を楽しむことができることで人気があります。村雨さんは電車に乗り込み、車窓から広がる田園風景を満喫しました。雲州平田駅では、特別に電車の運転体験も行いました。運転席に座り、操作方法を学びながら実際に電車を動かす体験は、子供から大人まで楽しめる貴重な経験です。
出雲の築地松
次に村雨さんが訪れたのは、出雲平野に広がる築地松です。築地松は、美しい屋敷林を形成するためのクロマツであり、その育成には特別な技術が必要です。この地域のクロマツは、日本海からの強風や洪水に耐えるために、しっかりと根を張り成長してきました。村雨さんは、地元の専門家から「陰手刈り」という独特の剪定技術を教わり、自らも挑戦しました。陰手刈りは、余分な枝を取り除きながら美しい形を整える技術で、村雨さんもその技術の奥深さに感心していました。
井上橋と沈下橋
その後、村雨さんは井上橋を訪れました。この橋は洪水時に水に沈むことを前提に設計された沈下橋で、その独特な構造により地域の生活を守ってきました。村雨さんは、井上橋の歴史とその機能について学び、その設計の巧妙さに驚いていました。
海潮山王寺神楽
続いて訪れたのは、海潮山王寺神楽です。ここでは、日本の神話を題材にした伝統的な神楽が行われています。村雨さんは、ヤマタノオロチと戦うスサノオノミコトの物語を中心とした神楽を観賞しました。演者の迫力ある演技に引き込まれ、神楽の歴史や意味についても学びました。神楽を演じる足立さんとの対話を通じて、その伝統と文化の奥深さを感じることができました。
山王寺の棚田と真菰
最後に村雨さんが訪れたのは、島根県出雲市の山王寺にある棚田です。この棚田は、日本の棚田100選にも選ばれており、その美しい風景は訪れる人々を魅了します。村雨さんは地元の農家の高木さんから、真菰（まこも）の植え方を教わり、一緒に植える体験をしました。真菰は棚田で栽培される植物で、古くからしめ縄や工芸品の材料として利用されてきました。
さらに、村雨さんは真菰を使ったしめ縄飾りの作り方も学び、自分で作る楽しさを実感しました。地元の多久和さんから指導を受け、細かい手作業に挑戦し、完成したしめ縄飾りに満足感を覚えました。
まとめ
島根の自然と伝統を満喫した旅
村雨辰剛さんの島根の旅は、宍道湖のシジミ漁から出雲平野の築地松、山王寺の棚田まで、自然と伝統が織り成す素晴らしい体験に満ちていました。この旅を通じて、島根の魅力が改めて感じられました。次の休日には、ぜひ島根を訪れてみてはいかがでしょうか。
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